バイオノ有機という肥料について紹介します。
バイオノ有機は名前の通り有機肥料です。肥料分もそんなに高くなく7.2-4-2.5となっています。
有機肥料なのでそんな高くないでしょう。
原材料としては、魚を骨ごと砕き液体にした後、米ぬかを加え水分を抜きペレット状に固めた肥料になります。バイオノ有機という肥料は魚カスではありません。魚の栄養分の方を抽出したソリュブルとなります。そのソリュブルを米ぬかと合わせて水分を飛ばした物になります。
ペレット状なので散布も行いやすい肥料です。
ただ・・・ニオイがします。メーカーさんいわく、ニオイは品質が良いということを表しています!と強く語っていらっしゃいました!w
有機物(魚)をそのまま肥料にしているため、独特のニオイがします。その肥料を野外に置いておくと、ネコやイタチなどの動物が寄ってきます。そのため取り扱いには違う意味で注意した方がいいでしょう。万が一ネコなどが食べても全く問題はありません。魚のエキスに米ぬかだけなので安心できます。
その他微量要素もなども入っており、土壌中の微生物やミミズなどの生物にも住みやすい環境となります。よくこのバイオノ有機を散布された生産者さんは、ミミズが増えた!果樹の果実糖度が向上した!などの声をいただきます。
もちろん土壌改良材としてもかなり優秀です。前記もしました様に、ミミズが多くなるありましたが、有機物が多くあるとミミズやバクテリアが土壌を改良(団粒構造)を作ってくれて、根の張りやすい土壌としてくれるのです。
牛糞堆肥などを入れる生産者の方も多くいます。なぜ堆肥を入れるのかというと、腐植酸の定着の見込みのために散布する方が多いです。(意味をよく理解していなく散布される生産者もいらっしゃいます。)腐植酸が増えることによって土壌中の肥料分を植物体に効率よく吸収させられるようになります。これは少なくなると土壌の力がなくなっていき、肥料を土壌中に入れても入れても植物が吸収できなくなってしまいます。肥料の流亡につながります。土地がやせてしまうと改良するのに長い年月がかかってしまうこともあります。
その様なもったいない土地の使い方でなく、有機物をこまめに導入して継続ある農業をしていただきたいと思います。
皆さんの健闘を祈ります!
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