現在スイートコーンの栽培が行われているところは多いかと思います。
栽培が早いところでは、ジャンジャン出荷している地域もあります。
今、出荷している地域では数ヶ月前に種まきをしています。まだまだ寒い時期に種まきをしていることは容易に考えれると思います。
播種にはセルトレーなどの容器に種をまき大きくなったところで畑などに定植していくのが流れです。
播種
種まきについてはセルトレーやペーパートレーなどの播種をします。できれば培土の量が多い方が管理は楽です。あまり大きすぎるセルトレーで育苗するとトウモロコシの根がセルトレー内に張りきらないうちの定植をするため根が切れたりする要因になってしまうことがあります。
種まき後10日から2週間で定植するような感じです。定植が遅すぎると(大きく育ちすぎての定植)畑で草丈があまり伸びなかったりします。
育苗
種まきをしてからの育苗は温度を確保します。なるべく高い温度が好ましいです。まだ寒い時期に播種すると思いますので最低温度は15℃は欲しいところですね。昼間の温度は25~28℃まで上げる方がいいです。日中の温度をある程度確保してやると発芽も安定してきます。
培土の量がある程度確保できる状態のセルトレーであれば潅水量はあまり多くなくていいと思います。
播種後の潅水を多くやれば、発芽までの回数などはほとんどやらなくて大丈夫だと思います。
これからの時期での播種であれば温度の確保は容易にできると思いますが、逆に高温になりすぎて種が煮えてしまう現象が起こることもあります。そんな時は直射日光が当らないように、寒冷紗などで覆ってやるといいと思います。
セルトレーは78穴や128穴くらいがいいかと思います。
定植
定植時は黒マルチをして地温の保温を考える必要があります。今からの時期ですと防草を第一に考えてやはり黒マルチなどをした方が良いと思います。
最近では生分解マルチを使う方がよいかと思います。プラの廃棄ゴミがでないため、片付けもしなくていいですし、地球環境にも優しいです。しかし・・・値段が普通の黒マルチに比べ高価になってきます。大量に購入するのではなければ、生分解マルチの検討を進めます。
多い定植は2条チドリ植えです。穴加工が必要なため、早期の予約などが必要になるかもしれません。
収穫
定植後は収穫までやることはありません。
除草や防除など定期的にやることはありますが、そんなくらいでしょう。
防除はこまめにやった方がいいです。収穫前に虫が入りダメになったなどのことはよく聞くことです。最後まで気を引き締めて管理してください。
最後に、今年は梅雨が早かったせいか、病気の入った製品が多くなり、生産者の方から沢山いただきました。ありがたいことですが、生産者さんからすれば残念なことですよね。雨が多かったせいか、糖度もあまり無いと話していました。
沢山頂きましたが、ムダにしないように明日コーンポタージュでも作ってみようかと思ってます。
その報告はまた後日!!!
皆さんの健闘を祈ります!
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