農業資材において、外国からの輸入に頼ることは少なくありません。
先日も書いたキュウリネットなども外国で生産して日本に輸入していることが多いと思います。
接木などで使うところもある小さい洗濯ばさみの様なクリップや、ブルーシートなども外国で成形して日本に入れることが多いですね。
しかし、今輸入品がかなり高騰しています。単純に船代の高騰だけでなく、原材料の石油関連の商品や、その商品を積み込む木製パレット、プラパレットなども需要が多く高騰しているようです。
3月からいろいろな物の値上げが起こり続けている今、今後このまま高騰し続けるのか不安です。
だいたい業者などは、今期通しの見積りを出したばかりや、値上げにしても事前の連絡がほしかったなどの意見も多く聞かれることがあります。
値上げになったので、単純に値上げ幅だけ値上げしても、販売店さんからすれば一大事となることが多いでしょう。販売店さんに値上げを通知すれば、販売店さんが各農家個人にそれぞれ値上げの連絡を入れるでしょう。その品目数にしても多すぎてどの商品がどれだけ値上げされているのか、見積りが揃うまでにかなりの時間がかかるでしょう。
農家は、生産物を定植する前に、肥料や土壌消毒するための土壌消毒剤を購入します。肥料にしても、一度入れれば終わりではなく、栽培中にずっと使い続ける肥料も多くあります。
生産物を植えるのに苗を購入しますが、購入苗も培土や生産資材の高騰で苗代が値上げになります。
苗を購入し定植後には栽培の資材が値上げされており、ネットやマルチなども値上げの対象となっています。
栽培して生産物の出荷にも、段ボール、ポリ袋なども値上げ通知がありました。
こういろいろ値上げされていくなかで、人件費だけは対して高騰していないように感じます。もちろん少しずつは人件費も上がっていますが、今回の資材の値上がりに比べたらそう大きくひびいている様な感じではありませんでしたね。
船便の高騰(輸送コンテナの確保)が大きく高騰しているなか、なるべく早い落ち着きを期待しています。
メーカーさんとの交渉も今後激化していきそうです。
それでも皆さんの健闘を祈ります!
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