起業ってそんなに楽なもんじゃないよ。

最近ではフリーランスになって生活をしていくことや起業して事業を経営していくことが話題となり若干のブームになりつつあると思います。

しかし、サラリーマンを辞めてフリーランスで食べていくってことは容易いことではありません。

もちろんそれなりに覚悟を決めて決断しているとは思いますが、もう一度最悪の場合を考えることが大切です。

今置かれている状況を考慮しなければなりません。

妻がいる。子供がいる。毎月の生活費。学校などの教材費。通学費。学習塾などの習い事の費用。食べていく他にもこれだけの費用がかかる可能性があります。
自分一人身であればジャンジャン起業することを推奨します。可能性はあるのですから!
もし事業に失敗してもつらい生活をするのは自分一人で済みますし、一人身ならばどうとでもなるでしょう。

しかし、守るべき人、立場、環境があるのであれば、もう一度考えるべきです。
考えてもなお起業する。話し合いの末、起業するという決断なのであれば貫き通すべきでしょう。それも成功するまで!

短期間で成功を夢見ている方がいれば・・・そんな簡単に生きてこれたか振り返ってみてください。

自分はいつも成功をして生きてこれたか?悔しく涙したことはなかったのか?

例えば営業マンが自分の営業だけでやっていけると決断し独立したとします。もちろん営業マンですので、営業にはたけているでしょう。しかし、営業マンは仕入れをしたことがあるでしょうか?仕入れして営業する会社もあるので仕入れをして営業まではできるかもしれませんが、経理をしたことがあるでしょうか?一人で起業ということは、それも一人でやらなければなりません。
税金の計算。必要経費の計算。光熱費などの管理。支払い、入金管理。請求書など書類の発行。資金繰りの見通し計画、調達。
この他にもまだまだやらなければならないことが沢山あります。この様なことは起業してみて初めて分かることであり、経験することでもあります。

なんのために営業事務がおり、経理がおり、上司がおり、部下がおり、そのみんながいるから自由に営業できていたんではないでしょうか?

中小企業庁の統計で出ている数字ですが、起業されている(フリーランス・副業を含む)起業家の満足度調査で
収入に満足・やや満足が約50%。
仕事に満足・やや満足が約73.7%。
生活に満足・やや満足が約67.6%といった結果となっています。

どの満足度から見ても、フリーランスや副業の方も多くあり、収入に満足をしていない人は多くいるようです。その代わりに仕事内容や生活に満足している方は半数以上います。
自分がしたい仕事、起業でも、約30%は生き方に満足されていないようです。これが現実なのでしょうか?

ただ、起業・副業をされているかたも10年後の継続率は70%はあるようです。起業して10年後の生存率継続率70%とは少し考えにくいものがあるため、副業やフリーランスの統計数の割合も少なくはないのかなと思っています。

中小企業庁の統計数も現在生き残っている企業に対して調査となっているため、脱落数もかなり大きくなっているのではないでしょうか?
しかも数字には出てこないフリーランスや副業を辞めた方の数字などは倒産数には反映されてはいないと思います。

なので、起業・フリーランス転職などの検討は慎重に行うべきです。

全て自己責任。

しかし希望があり、可能性もあることは事実です。
その夢や希望をつかむために行う行動!大切だと思います。

行動しなければ何も始まりません。

まじめの一歩。踏み出すためによく考えて、考えを詰めて行動を起こしましょう。

皆さんの健闘を祈ります!

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