農業の開発は日々進歩しています。全世界の産業の基本となっているため全世界で開発・進歩されています。
農業関係の開発についてはいろんな分野があります。そもそもの品種改良・環境管理・水(ろ過システム)・設備などいろいろな方向からの開発です。もちろん他の産業からの応用的に開発された物も少なくありません。
施設・設備
今回は施設や設備について考えたいと思います。
一概に農業施設と言っても様々あります。基本的には雨ざらし、日ざらしのいわゆる露地栽培が一般的です。
そこに草よけや保温として使用されていたのが稲わらや枯れ草などですね。その使用頻度や面積が大きくなって稲わらの確保できなくなったためマルチビニールの使用が多くなってきました。マルチビニールもちょっと前までは、冬場の地温確保のために透明が使用されていましたが、もちろん今でも使用されていますけれど、最近では黒マルチが多く使用されるようになってきましたね。
一番は草を生やさないという点で多く採用されています。栽培品目によっては、微生物や紫外線での分解ができる生分解マルチというのが多くなってきました。このあたりはまた別の機会に説明します。
このようなマルチからトンネル栽培・ビニールパイプハウス栽培・ポリなどを展張する中期展張ハウス、ガラス温室などいろいろとあります。
そんないろいろあるハウスの性質・特性からも価格も様々です。それぞれの特性は別の機会で説明しますねw
10aあたりでいえば、
マルチなどは数千円から準備はできます。
トンネル栽培も数万円程度で準備はできます。
ビニールパイプハウスは数十万から300万くらいかかるでしょうか。
中期展張ハウスになると(設備や柱の仕様にもよります)1300万から2000万くらいかかるます。
ガラス温室にいたっては・・・最近建てた話を聞いたことないので詳しくは言えませんが、2500万からというイメージでしょうか。
今回は企業などがスゴイ施設を作っていますが、その辺りは除外します。
まだまだ仕様によっては高くなっていきます。
このような価格帯のなか、農業参入するうえで10a当り 億を超えるようなハウス設備設計になっているものもあります。もちろん長い目で見ればなんとかペイできるのでしょうが。
いろいろな農業形態がある中、普通の農業をやっていく上でそこまでの施設が必要なのか?と疑問を持つことも少なくありません。
台風災害などから作物を守るためにある程度の施設設備は必要だと思っています。それに年中そこで何らかの作業をするため、効率化を考えた施設になることも当たり前だと思います。そんな中 最適(価格・作業性・仕様様式)なとこを考えていかなければなりません。
例えば、キュウリの栽培をやりたい
https://i.gyazo.com/d817d79b5aa247c041f831be45940588.png
みたいな感じでしょうか。
もっと詳しく問い詰めていけばおのずと規模・設備など決まっていきます。
ここだけは注意していただきた!
スタートは小さく!
ということです。
もし分からない様でしたらご一報頂ければ何かアドバイスはできるかと思います。
小さく初めても、だんだんと大きくしていけばいいだけの話で、初期投資を大きくすると何かに追われて仕事をしていくことになると思います。仕事は追われるのではなく追っていくくらがいいと思います。
的を射ていない話になったかもしれませんが。
みなさんのご健闘祈ります。
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