サツマイモを植えるまで

サツマイモ・カライモと呼ばれますが、サツマイモの栽培方法について書いてみます。

サツマイモは乾燥や温度には強い方の作物です。

サツマイモは基本的にツルを取り植え付けして増殖させていきます。

苗について

苗はサツマイモのツルになります。

冬場にサツマイモのツルをハウスなど暖かい環境下で地面に差し育てているとぐんぐん伸びていきます。その伸びたツルを5節ほど残して切ります。切ったツルは差してまた新たな苗を作るため育苗するのもいいですし、捨ててしまうのもいいです。

伸びているツルを何度も切り直します。そうすると1株から数十本のツルがとれるようになります。

ここでツルの伸びる速度を速めるためにも温度・肥料・水は管理が必要です。必要といってもあまり多いものでもありません。

1株から数十本採れるようにすれば100株ほど差していると3月以降かなりの本数が1週間から10日前後で採ることができます。

植え方

苗が準備できるようになれば、植える段取りになります。

植えるにも畝を作りマルチをすることが多いです。最近はマルチも生分解マルチを使うことも多くなってきました。廃棄料や廃棄する手間を考えると多少高価でも生分解マルチが良さそうに思います。

畝を作りマルチを張ると植える準備は終わりです。

植え方なのですが、サツマイモは7節ほど節間を残し苗にしますが、その節にイモができると考えてください。

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植え方についても船底植えが良いと思います。

船底植えは一番植えやすく、イモの量ができやすいです。

苗を縦型に植えるとイモのできる数量は少ないですが、大きいイモができやすいです。量を取ろうと思うのであれば舟底型の植え方がいいですね。

植え付けをすると水の量がきになりますが、水は植えた所にお猪口1杯の水分があれば活着すると言われています。それだけ水分が少なくても生育してくれるので栽培はやりやすいです。

肥料分は少なくて大丈夫です。窒素分が多くなると葉や茎が伸びてしまいなかなかイモ自体の形成が悪くなります。

堆肥や腐葉土などの有機物だけでほぼ大丈夫です。やせた土地でも育ってくれます。

収穫まで

定植して活着してしまえば後は・・・ほぼ放置で大丈夫です。

秋口になると収穫できます。

収穫するにはツルが邪魔なのでツルを土の上からバサバサ切ってください。地上部を除いてしまえば掘って収穫になります。

軍手をして収穫してください。

品種は有名どこであればほとんどが高系の派生だと思っていいくらいでしょうかね。紅系のサツマイモは品種の系統が似ているためおいしさも大きく変わらないと思います。

後は色と多少のねばりなどかと思います。

栽培地域でも多少味や色が変わってきます。品種に合った栽培をするといいと思います。

皆さんの健闘を祈ります!

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