ビニールハウスやPO被服資材

ハウスは今ではPO製品に切り替わってきました。

大きな違いとすれば、単年張りか長期張りかというとこでしょうか。

なぜビニールは単年張りなのか?

農業用ビニールといってもメーカーによっていろいろと違いがあります。

色味が黄みがかっていたり、少し曇っていたりとさまざまです。

基本的には透明品に関しては、透光率は90%はあると言われています。(新品の物で)

何もない状態の青空の下で計測した時に比べ10%ほど光の届き方が減少してしまうと考えられています。やはり状況にもよりますが、おおまかそんな感じで間違いないです。

なぜ農業用ビニールは1年張りなのかというのは、ビニールの中に流滴剤というものが練り込まれて成形されています。その流滴剤を練り込んである理由として、ハウス内の湿度がビニールに触れることで水滴になります。その水滴がボタボタハウス内で雨の様に落ちないようにするために練り込まれています。その流滴剤がビニール内から溶け出しビニールを伝って谷部分に流れる構造となっています。その流滴剤が切れてしまのが大体半年から10ヶ月くらいで無くなってしまうから翌年の植え付け時期になるとボタ落ちと言ってハウス内で雨の様に水滴が落ちてきたりします。

もちろん雨の降る量や温度などの影響により差はあります。雨が降って外側で水が触れてもビニール内の流滴剤は流出していきます。

POは何が違うのか?

POは農業用ビニールと違って少し堅い感じがします。

ビニールの様に伸びたりもあまりありません。

そのためPOフィルムには流滴剤が塗布されています。片面に塗布されているので裏表があります。間違って展張してしまった場合は絶望でしかありません。

ボタ落ちして、ハウス内の病気の発生率がかなり高くなります。

なので、POには「外側から文字が読める様に展張してください」などの印字がされています。

毎年の張り替えの手間が少なくなるため楽でいいのですが、展張には少し技術がいるますね。そのため業者さんにお願いすることも少なくありません。

ハウス自体が台風などの対策として強化された物が多くなってきたのでPO展張が多くなってきました。ハウスの耐久性や老朽化により建て替えが増えてくると強化されたハウスはPO展張が増えることになります。なかなかハウスの強度が増すにも骨材が大きくなり、経費(ハウス自体の価格)も増えることになります。

しかし、これから先の農業を考えるとお金をかけてでも機械化は進む傾向にあると思います。

農業人口が著しく減少していますし・・・

残念なことではありますが、これからの農業に役に立つように私も頑張りたいと思います。

皆さんの健闘を祈ります!

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