家庭菜園や一般消費者の方はよく無農薬がいい!
有機栽培がいい!という意見を多く聞きます。
その農薬のことを少し分かって頂きたい!
農薬はそんなに危険な物ではありませんよ
と、書いたものの、使い方を正しく使用しなければ危険なものとなります。
「農薬飲んだら死ぬだろ?」とか、「農薬は病気になる!」などの意見が聞かれることがあります。まぁ農薬を飲むとか普通の使用方法ではありませんよね。病気を治す薬であっても、一度の摂取量を守らず一度に大量摂取すれば毒にもなります。
上記でも言いましたように、正しく 基準どおりに使用することを守れば人間にとって有益であると思います。
日本の農薬登録にはかなり厳しいラインがあります。
使用農薬には希釈倍数というものがあります。この倍数で薄めた物を作物に収穫前の一定期間までに散布や潅注してください!という決まりですね。その希釈倍数や散布期間を守らず散布すると、残留農薬として検出されることになります。その検出できる基準をppmで表示します。
検知する機械は優秀すぎて、例えば6レーンの25mの小学生用プールに農薬を1~2滴垂らすだけで成分を検知できるレベルです。その様な機械で調べられることを分かっていて、農家もバカではないので無謀な薬剤散布などしません。
残留農薬が規定以上に検出された場合には、出荷した個人の農作物は一定期間全量出荷停止となります。一定期間過ぎても、再度検査をして合格がでるまで出荷は認めない様になっています。
(そこは各業者や卸屋によって若干異なることもありますが。)
そんな危険を冒してまで農薬をバンバン散布することはありません。
それに農薬もタダではないので、できるだけ少ない量で散布したいですし、安い金額で済ませたいというのが一般論です。
たとえ農薬が基準値より高い状態で消費者のところに届いてしまった場合でも、その生産物を毎日一年間摂取し続けたとしても人体には何の影響も出ないようになっています。それほどの状況でないと農薬販売登録の許可が下りません。
私も家庭菜園というほったらかしの菜園がありますが、先ほどブロッコリーの湯がいた物を食べました。食べてる途中に・・・かなり小さい青虫が皿の上に横たわっていました・・・・・・
無農薬ではありませんが・・・食べた後の皿に青虫がいると・・・気持ちいいもんじゃないですね・・・
もちろんいくつか食べた後でしたが、よ~く見ていると・・・何匹か付いていました・・・取りながら食べましたが・・・最後は・・・廃棄・・・。
食は楽しく!美味しくが一番ですね!w
最後に、一般的な農薬で倍率を守って散布してもハエは死にません。みなさんが家庭で使用しているキン○ョールはハエが一瞬で神経を麻痺して動けなくなります。○ンチョールもゾル系の農薬分類です。食卓の前にキ○チョールをかけてしまうと・・・ハエも死なない農産物の農薬の心配はしますが、ハエさえも死んでしまう農薬のことはあまり気にかけていないのではないでしょか?
その様な殺虫剤のことを否定するつもりはありません。適時に適当な使い方を心がけたいですね。
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